2007年 01月 27日
マリー・アントワネット
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マリー・アントワネット
どこでも「ガーリッシュ・ムービー」と紹介されているだけあって、オンナの子なら本当にウットリため息が出るようなカワイイドレスにキュートな靴にカラフルなお菓子。
とにかく夢のような世界が繰り広げられて目が楽しかったです。
早速マカロンが食べたくなったもん。
フランスへ一人で嫁ぎ、好奇と嫉妬の目に囲まれ、夫の愛も満足に受けられず、贅沢をすることで気を紛らわせることになった、現代の女性にも通じるようなマリー・アントワネットというひとりの若いオンナの子の生き方を、マリー自身の目線でポップに描いたソフィア・コッポラ。
キルスティン・ダンストの演技によるところも大きいけれど、本当にマリー・アントワネットが身近に感じられました。
やっぱり、キルスティン・ダンストってウマイね。
大げさにせず淡々とポップに綴られていくストーリー、そしてあっさり突然に終わるラストカットとマリー・アントワネットのひとことが、そのポップさとは逆に彼女の孤独を痛切に感じさせたような気がします。
ソフィア・コッポラのアプローチの仕方って感覚に訴えるよなあ。
それまでさんざん贅沢な暮らしをしていたマリーが子供を産んだあと、プチ・トリアノン宮殿を与えられ、やっぱりナチュラルがイイわよね、とシンプルな木綿のドレスでハーブを育てたり取り巻きとともにロハスな生活を送るのが、おままごとみたいでなんだか笑えた。
所詮、作られた世界でしか生きられず、外では何が起きているのか考えが及ばなかったことが彼女の悲劇なんだろうな。
14歳で嫁いで、18歳で王妃に。
若すぎるもんね。
そして同じく若くして国王になったルイ16世。
気が優しくてナカナカ大人になりきれないルイ16世を演じているジェイソン・シュワルツマン。
どっかで見たことあるなあと思っていたら 「ハッカビーズ」 でもオタクぽいアヤシイ演技を披露して、ワタシの気を引いた個性的な俳優さん。
ちなみに、ソフィア・コッポラやニコラス・ケイジとはいとこ。
似てるよね?
by julian1211
| 2007-01-27 01:50
| movie