2011年 06月 30日
ブラック・スワン Black Swan
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ブラック・スワン Black Swan
主演のナタリー・ポートマンがアカデミー賞で主演女優賞を獲得した話題の作品なので、公開直後の平日の昼間に観に行ったのだけれど、満員だったよ。
「白鳥の湖」という大きな舞台のプリマドンナに抜擢されたニナ。
自身にはない黒鳥の官能的でダークな部分を表現できず、次第に妄想にとりつかれていく。
大役をまかされたバレエダンサーが自身の殻を打ち破るまでの苦悩を描いた心理サスペンスか~
舞台前のこういうのって同じダンサーだもん、わかるわー
なんて甘いもんじゃない。
サイコスリラー、いや、ホラー。
しかもエロでグロイ。
いろんな意味で思わずぎゃーって叫びそうになるシーンがいっぱい。
地味~に展開するストーリーなのに、最初から最後まで緊張で肩に力が入って、見終わったときにはグッタリ。
すっごい疲れた。
ほぼナタリー自身が演じたと言われていたダンスシーンは、最近では代役が「ほとんどワタシが踊ったの」と訴訟騒ぎになってるみたいだけど、そんなのどうでもいい。
「レオン」で鮮烈デビューした子役のイメージぬぐおうと、これまでに様々な役柄に挑戦するナタリーだからこそ、この役がぴたっとハマッて素晴らしかったんだと思う。
それに思ってたほどのバレエのシーンはなかったしね。
とにかくスゴイ狂気の演技。
ちょっと疑問の残るラストシーンだったけど、すべて終わったあとの歓喜と狂気に満ちたあの表情、ぞっとした。
アカデミー賞受賞、ほんとにヨカッタね。
by julian1211
| 2011-06-30 06:57
| movie