2008年 07月 05日
幻影師アイゼンハイム
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幻影師アイゼンハイム
19世紀末ウィーン。ハプスブルク帝国末期の芸術文化の都では、大掛かりな奇術=イリュージョンが一世を風靡していた。中でも絶大な人気を誇っていたのは、アイゼンハイムという名の幻影師。ある日彼は舞台の上で、幼なじみのソフィと再会する。今では、皇太子の婚約者として注目を集める彼女は、その後ほどなく皇太子邸で謎の死を遂げてしまう。謀殺の噂も沸き立つ一大スキャンダルのさ中、アイゼンハイムはソフィの幻影を蘇らせる前代未聞のイリュージョンを発表するのだが…。
当初全米での公開はわずか51館だったのが、出来栄えの良さが次々と口コミを呼び、公開劇場数は最大1,438館まで拡大した作品。
日本でもシャンテとか単館系でしか上映してなかったけど、シネコンでやってくれてもイイくらいなのに。
てことで、もう公開終わっちゃったからネタバレぽくなっちゃってもイイよね。
というか、ネタバレのつもりじゃなくても、だいたいラストの想像ついちゃうと思うので。
とにかく、エドワード・ノートン!
カレの眼力に吸い込まれた。
この幻影師の役どころがカレでなかったら、こんなにも魅力的な映画にならなかったんじゃないかと思うくらい。
令嬢の死がトリックだと気づいていてもなお引き込まれて、イリュージョンのネタバレよりも、この状況をどうやって解決するんだろう〜ということに興味がそそられて、アリエナイんじゃ?とかツッコミたくなる部分も多少あるにしろ、最後まで飽きることなく楽しめました。
狂言まわし的に観客と同じ目線に立って演じる警官役のポール・ジアマッティがまたウマイ。
事件の謎を解明していき、最後に見せるあの表情がたまらなくイイ。
エドワード・ノートンは、これが意外にも初の本格的なラブストーリー主演ということだけど、甘い雰囲気もとっても似合うから、これからもどんどんラブロマンスに出演してほしいなあ。
次に公開のインクレディブル・ハルクも楽しみ。
by julian1211
| 2008-07-05 11:34
| movie